この記事は

の続きです。

前回の記事のまとめ
・オーストラリア人は捕鯨を批判するが、カンガルーを増えすぎたからという理由で銃で撃ち殺して食べる。
・彼らにとってはカンガルーとクジラは全く同等ではない。
・外国人はクジラを食べるのに、ものすごい生理的な嫌悪感がある。
・では、どうして日本人にはクジラを食べることに嫌悪感がないのだろうか??





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どうして日本人にはクジラを食べることに対する嫌悪感がないのでしょうか??
答えはこれです。

土地柄からくる食文化

です。



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大前提として人間は食べなければ生きていけません。
現代では流通が発達し、食肉の生産と供給が非常に効率的になっているので特に問題となりませんが、過去においては

タンパク質をどこからとるのか

という問題が発生します。

この問題に対する回答が立地に左右されるのです。

スクリーンショット (10)


海に囲まれていて周辺の海に魚がたくさんいれば、魚を取って、そこからタンパク質を摂取するようになります。そうすると漁業が発達して、それに基づいた食文化が形成されるようになります。

ちなみにノルウェイも捕鯨国として有名ですが、日本と同じように海に面した国です。

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また海に面してはいなくとも、放牧に適した広大な土地があれば
人間が食べることのできない自然の草などを家畜に食べさせて、その家畜の肉を人が食べるという解決方法をとって、たんぱく質を摂取することになります。そうすると放牧の文化が発達します。

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日本は山岳が多く平地が少ないため、食肉を大量に生産するのに適していません。しかし漁業資源は豊富です。その中で漁業が発達していきました。

そして土地柄からくる何百年と続く食文化の中で、日本人の中に特異な感性と文化が発達していきます。

「海にあるものは基本食べるもの」

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この奇妙な感性と文化が一番わかりやすく出たのが、

ふぐ

です。

当たり前の様に日本では食べますが、
毒があったらふつう食べません。
現に外国ではあまりなじみのない食材です。

しかし日本人は
・毒を無力化するために二年以上塩漬けする。
・毒のある部分を取り除く。
など努力して何とかして食べようとします。

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〇切りジェイソンならこう言うでしょう。


なぜ、わざわざ毒がある魚を食うんだよ??
Why japanese people!?




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・・・・・・・・・・・
・・・・・
・・

そしてクジラについてです。
どうして、日本人はクジラを食べることにそれほど嫌悪感がないのでしょうか。

「海にあるものは基本食べるもの」

だからです。

( ゚Д゚)
「クジラだって、イルカだって、、、
海にいて泳いでいるだろ。
じゃぁ魚だろ。、、、食べ物だろ。」

という発想です。ですが、外国人は海で泳いでいるからと言って食べ物であるとは考えません。
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実は以前はクジラ漁は日本だけではなく多くの国が行っていました。ですが肉を食べるためではありません。鯨油(げいゆ)というクジラの油をとるためです

実はクジラの油は

石鹸の原料
灯火用燃料
潤滑油

などの用途があります。
石油が安価で大量供給される前までは鯨の油は貴重な資源でした。
その油をとった後のクジラの肉は、、、なんと捨てていたのです。

( ゚Д゚)
「もったいない!!」

と思いませんか???なぜ捨てていたのか、、
それは食べる文化がないからです。彼らにとっては、クジラやイルカは根本的に食べ物ではないのです。

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鯨油が資源としては不要になった後、今度はクジラやイルカがホエールウォッチングなどで観光資源として注目されるようになりました。またイルカは非常に賢い動物です。

なので最近になって、

(´U_,`)
「鯨やイルカが可哀想だ!!!」

などと主張する人が出てきました。
彼らはその時々の時代の流行に従ってるだけなのです。だから言っていることや、やってることがその時代によって変わります。

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ですが、今をもってしても、日本人にとってはどこかで、鯨やイルカは魚の一種なのです。だから、日本人はクジラやイルカを獲ることに、外国人ほど嫌悪感がありません。

ちなみに日本のクジラ漁とイルカ漁は縄文時代にまでさかのぼることができます。昨日今日はじめたことではありません。

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ところで、スシは日本生まれの食べ物で海外でも人気ですが、このスシもまた、

「海にあるものは基本食べるもの。」

という日本人の感性と文化が生み出した食べ物です。

捕鯨反対の外国人でも、

(´U_,`)
「寿司が大好き」

という人はいるでしょう。

ですが、寿司も捕鯨も根本とするものは、どちらも

土地柄からくる食文化

なのです。寿司が生まれた文化の中には捕鯨やイルカ漁だって含まれています。

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何に生理的な嫌悪感を感じるかは、感性の問題です。そしてそれは育った文化や個人の経験によります。

管理人はクジラとカンガルーなら、カンガルーを食べることの方が嫌悪感があります。

なぜかというと「さゆりワールド」という動物園で放し飼いになってるカンガルーと取っ組み合いをしたことがあるからです。(カンガルーだけではなくカピパラやアルパカなども放し飼いになっています。動物園があまり好きではないという人にもおすすめです。)

だから管理人は

カンガルーがつるされている画像(クリックで見れます。多少閲覧注意)

この画像には割と生理的な嫌悪感があります。

ですが、クジラやイルカは直接関わったことがないから、クジラやイルカを食べることに生理的な嫌悪感はありません。なので

クジラ漁の画像(クリックで見れます。多少閲覧注意)

この画像にはあまり嫌悪感がないのです。

ですが、もし管理人がダイビングなどをやっていて、クジラやイルカと直接触れ合ったことがあったとしたら、上のクジラ漁の画像に嫌悪感を感じるのかもしれません。

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ところで、ヨーロッパにはキツネ狩りなどの狩猟の文化があります。

元々オーストラリア人はヨーロッパからの移民なのでカンガルーを狩猟する事にもあまり嫌悪感を感じないのではないでしょうか。


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個人の経験や文化や感性を無視して

合理的

に考えると、カンガルーを食べる事とクジラを食べる事は似たようなものです。本質的には何の違いもありません。

増えすぎたからという理由でカンガルーを食べるオーストラリア人が、日本人を一方的に、

(´U_,`)『クジラやイルカを食べる日本人は残酷だ。』

なんて言えるわけがなく、こんな意見を聞く必要はないのです。どちらかが一方的に残酷なんてことはありません。

なので調査捕鯨なんて名目じゃなくて、、、

( ゚Д゚)
守りたい文化があるんだ!!
たべたいから食べる!!!
文句があるかぁ!!!!

ぐらいの態度で捕鯨をしてよいと思います。
管理人は調査捕鯨っていう建前があまり好きではありません。
食べたいなら堂々と漁をするべきです。

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・
・・

と思ったら、国際法で商業捕鯨が禁止されているようです。
だから、調査捕鯨という建前が必要みたいです。

(※正確ではない記述でした。正しくは、日本は国際捕鯨取締条約に批准していて、それに基づいて国際捕鯨委員会に参加していて、そしてこの国際捕鯨委員会が商業捕鯨を禁止しているという事のようです。国際法で禁止されているわけではありませんでした。)

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ところで、イギリス人の女の子に

(*゚ー゚)
 「どうして日本人はクジラやイルカを食べるの??」

と聞かれたので、上に書いた土地柄からくる食文化だって話をしてみたことがあります。
一応納得してくれました。



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・・・・・・・・・・・・・
・・・・
・・

合理的に考えると「カンガルーを食べる事とクジラを食べる事は同じ」となりますが、みんながみんな合理的に考えるわけありません。みんな感情で物事を判断します。

(-@∀@)(*゚ー゚) (´U_,`)
「クジラやイルカを食べる日本人は残酷だ。」

と考えている人たちが世界で多数派な以上、この意見は聞く必要があるかはともかくとして、ある意味正しいと言えます。

また日本人は外国人から、かなり好意的にみられる傾向があるのですが、この捕鯨やイルカ漁に関しては、非常に嫌悪感を持たれます。

捕鯨やイルカ漁の水揚げ量は微々たるもので、獲らなくなったからといって、日本の食糧事情に何の影響も与えません。そして、調査捕鯨には年間8億円の税金が投入されています。

意味なく世界における多数派に嫌悪感を持たれる必要があるのでしょうか??

実は、管理人は別に捕鯨やイルカ漁をやめても別に良いと思っています。

なので

(・ω・)
「無意味に嫌われる必要もないし、

クジラとイルカは普段食べないし、
別にやめてもいいんじゃないか??」

という記事をだいぶ前に書いたら、

( ゚Д゚)
「クジラが増えすぎてもほかの魚が減ってしまう。
クジラは実は減ってない」

「牛肉を売りたいアメリカの陰謀だ!」

「文化として残すべきだ!!何百年も続くものを
簡単にやめるべきではない」

こんな感じで、このサイトのコメント欄で読んでる人に怒られました。

この捕鯨の問題には、外国人の感性の問題以外にも、

・クジラがほかの魚を食べてしまうなど、漁業資源の問題
・何百年と続いてきた文化としての問題
・牛肉を売りたいアメリカの意図

などの問題があるようで、あまり単純に考えることではないようです。


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ここまでが、外国人の反応と管理人の考えです。
ここまで読んでくれた、貴方はどう思いますか??




(アンケートに答えると、ほかの人がどう答えたかもわかります。)

ただ、これ、正解はありません。上に書いたように個人の経験によって答えが変わるのです。

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いろいろ書いてみましたが、捕鯨やイルカ漁がどうこうというのは実生活にあまり関係のない話でもあります。

なので、管理人が本当に伝えたいことは

カンガルーのソーセージは
死ぬほどまずいから食べてはいけない

これだけです。

獣くさくてびっくりしました。
口に入れた当初はそうでもないですが、飲み込んでから、獣くささが胃から口の中に上がってきます。
まずいとかそういう次元ではなく、食べると本当に気持ち悪くなるので、お勧めしません。

オーストラリアではカンガルー肉が大人気!!!
というわけではありません。増えすぎたから食べてるだけで好んで食べているわけではないようなのです。
(ソーセージで食べる気がしなかったのですが、ステーキとかはおいしいと書いてるブログもありました。いつかまた食べに行こうと思います。)
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一方、観光資源や食文化の一種でもあるクジラ肉はおいしいです。

この様に、マヨネーズをつけて食べるとお酒のつまみにぴったりです。
ですが、あまりご飯には合いません。

イルカ肉は食べたことがないのでそのうち食べてみようと思います。



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・・・・・・・・・
・・

イルカ肉もクジラ肉もカンガルー肉も結局、食べ物です。
なので最終的にうまいかまずいかの問題に行き着きます。

え??捕鯨に反対なのじゃないかって??

段階的に廃止していけばいいとは思うけど、それとこれとは話は別なのです。別に食べることそのものに、嫌悪感を感じているわけではありません。また、管理人がクジラやイルカを食べなかったからといって、何かが変わるわけではありません。